ふと
自分のエネルギーを
さらに高めたいと思った
男性社会の中で生きてきた私にとっては
自分のホルモンバランスが
崩れていることも
あまり気にならないで
生きてきた事実がある
女性である自分を認識する時間
それが圧倒的に少ないということに
改めて気がついたのである
ハイヒールを身に着けよう
夜自宅に帰ってから
眠るまででもいい
とにかく
自分自身が女性であり
美しさくありたいと思い
願う時間を
持たなくては
このエネルギーは
簡単には変えられない
ハイヒールの高さが上がった
たったそれだけのことだが
私は自分が美しくあることに
もっとこだわりたいと
なぜか
思うようになったのだ
女性であることを
自覚しなければと
改めて思ったのである
きっと私に課されているのは
女性でありながらも
男性社会で生きていける
しなやかで強い人であること
そして決して
女性を捨てて
男性化するのではなく
女性としての自分を
きちんと保ち続けることを
忘れないようにと
未来を築く人たちに
今を生きる人たちに
伝えていくことなのかもしれないと
思うのである
ハイヒールから得られるエネルギーを
自分の力に変えたいと
今日ほど強く
思った日は、ない
きっかけは何であれ
自分にとっての
ハイヒールとの向き合い方を
もっと深く
強いものにしたいと
願うのである
La Carrière -Mariko