人生で選ばなかった決断を書き出す

自分の人生を振り返る時間を持つことは
簡単なようで
実は骨が折れることでもある

自分が誰か
知る上で

自分の歴史を振り返るのは
とても有効な手段でもある

コーチングの手法の一つでもあるが
人生で
これまで選ばなかった決断を
書き出してみるというものがある

大学受験の際に
悩んだ上
進学しなかった学部や学校

クラブ活動で
入るかどうか悩んだけれど
結局入部しなかった方のクラブ

習い事や
彼氏や彼女
友人関係など

実に様々な場面で
私たちは
選択を繰り返してきており
その都度決断をしてきているのは
決断を繰り返す、で述べた通りだ

ではその際に
捨ててきたものはなんだろうか

そしてそれに共通するものは
一体何があるのだろうか

今一度
それを書き出してみるといい

自分の価値観で
なぜ
それを選ばなかったのか
もしくは
選べなかったのか

必ず理由があるはずだ

お金かもしれない
時間かもしれない
失敗に対する恐れや
気持ちの問題なのかもしれない

自分が隠したいと思う
弱いところを
時に
浮き彫りにしてくれる

私は過去
女性として見られることを
極端に嫌うアイデンティティーで
生きることを選んで来た

つまり
女性らしく生きることを
選ばなかった

制服がほとんどなかった学校時代は
パンツやジーンズしか
身に着けなかった

私はその頃から
女性だからという言葉が
本当に嫌いであった

女性だからというのが理由で
差別されたり
区別されることに
極端に違和感を覚えていたのである

でも
選ばなかった決断を書き出すうちに
気が付いた

それだけが理由ではなかったのだと

私は
自分に自信がなかったのだ

そしてそれは
今の私も同じである

自信がないからこそ
己のすべてをさらけ出すと
決めたのだ

そして
自信などなくとも
堂々としていることで
そのうち自信が付くようになるのではと
自分を試すことにしたのだ

変われるかどうかは
そう簡単ではない

だけど
新しい気づきの一つは

選ばなかった決断から
見出すことができると
これだけは
自信を持って言えることだ

だからもし

貴女が行き詰ることがあるなら
試してみてもらいたい

きっと
新しい道が拓けることを
お約束しよう

La Carrière -Mariko