時々
大きな時代の流れを感じることがある
他人にとっては些細なことでも
自分にとっては
強く、熱い風
そんなものが吹き付けてくることが
あるものだ
時代の流れとは
世の中の大きな流れでもあるが
それ以上に
自分で作りだすものでもある
私自身も
気持の浮き沈みがある
食欲の上下も激しい
こう書くと
情緒不安定の塊のようだが
不安定なことを知っているからこそ
時に自分を甘やかし
時に自分を鼓舞しながら
生きていかなければならないのである
世の中の時代の流れが変わる時が
変わり時ではない
おそらく
そのもっと前に
自分の変わり時というものが存在する
そしてその風が吹いていることに
気が付かないでいると
あっという間に
取り残されてしまうのだ
それは時代に、ではなく
私に、だ
本来あるべき自分の姿が
変わろうとしている時
それを阻止しようとする力が働く
習慣とはそういうものだ
その誘惑に負けず
時代の流れに逆らったとしても
自分が乗るべき風を見極める
そんな能力が
必要とされている
世の中の流れに身を任せるのではなく
自分で
自分のための風を吹かせよう
新しい流れに身を任せよう
熱く、激しい風を
吹かせようではないか
時代の大きな流れとは
自分史の中で
吹き荒れるものであって
世の中を流れるものではないのだ
誰にも負けない
真似できない人生を歩んでいる自覚こそが
その嵐を引き起こす
力となる
La Carrière – Mariko