身体が弱っている時
仕事もどうしても
貯まりがちである
普段どれだけ
全力投球してきたのかを
痛感させられる時でもある
本調子でない時にこそ
人に仕事を任せたり
少しでも自分が楽になるよう
調整すればよいのだが
管理職としての仕事は
そうもいかない
どうしても外せない仕事で
出張せざるを得ない時
ハイヒールを選ぶ
身体はふらふらなのだが
ハイヒールを身に着けようと
なぜか思ってしまうのだ
それはきっと
ハイヒールが
気持ちを切り替える
そんな道具として
役目を果たしているからに違いない
疲れている時も
体調がすぐれない時も
ハイヒールを身に着けると
戦闘モードに
頭と心が切り替わるとでもいうのだろうか
もちろん
無理は禁物である
アキレス腱を切った人に
ハイヒールを勧める気など
全くない
しかし
いざという時
是非この魔法を
試していただきたいのである
風邪や女性ならではの問題で
身体がいうことを聞かない
そんな時に
ハイヒールに
敢えて足を入れてみるのである
きっと脚の運びは美しくない
足を見せる動作もうまくできていない
しかし
ハイヒールによって
気持ちが切り替わることもあるのだ
大事な勝負で負けられない時
だけど
どうしても身体が付いて来ない時
無理をして
付いて来させようとするのではなく
ハイヒールのような道具で
気持ちを切り替えることが
人生の潤滑油となることも
あり得るのだ
私たちの心と身体はつながっている
心を元気にすることで
身体の元気を引き上げ
自分をコントロールするための
小さな工夫は
いくつもある
La Carrière -Mariko