高度生殖医療の力を
持ってしても
自分の身体の反応が
限界に達しているのではと
感じることが
正直に言うと、ある
けれども
それは
決して
想像してはならない未来で
自分の望むように
脳を動かすことを
本気で考えなければと
そういうマイナス思考が
頭を占めると
その度に思うようにしている
出直しを
繰り返している今
本当に
毎月毎月が
真剣勝負で
人生で
これほど
打ちのめされ続けることも
もうないと思うほど
ショックな出来事が
山積みになることも
多い
けれど
私は自分の脳に
言い聞かせるのだ
私は母になる
子どもを抱いた
自分の姿を
ただひたすら
描いた先の未来として
想像し続けるのみである、と
まだチャンスはある
奇跡を起こすのは
まぎれもない
自分自身である
La Carrière -Mariko