改めて、着地する場所

お腹の子どもが
天使になってしまってから
私は自分がどこへ
向かうべきなのか

長いトンネルの中にいた

それは子を持つというビジョンが
今回は達成できなかったという事実と
向き合う時間でもあった

それを受け止めて
前へ進むだけの
何かが欲しかった

そこで
昔から考えていた
大学院への進学を
考えてみることにしたのである

この数か月
私は研究計画書というものと
向き合っていた

それは大学院へ行くにあたっては
必須となる書き物の一つで

これまでの研究成果や
今後の研究計画を
詳細に書くものである

これがないと
大学院受験は難しい

実は
本年行きたいと思っていた
大学院への受験を諦めた私だが

指導教員をお願いしたいと思っていた人が
別の大学院に移っていた

それでもなんとか
自分の研究をやりたいと思い
近い指導範囲の教授を探し
なんとか
研究計画書を書こうとしていた

けれど結局のところ
書ききれなかった

そしてさらに
自分の中での優先順位に気付き
やはり
今ではないのだなと
思い立ったのが理由でもあった

さてこれから
私はどうしようか

どこへ着地したいのかを
考えながら
軌道修正をしたい

母になることを第一にしてきたがために
自分の他のビジョンを
諦めるというのも
おかしな話である

もちろん
今日の私にとって
母になるビジョンが
第一優先であることは
変えられない事実でもある

けれど
一兎を追う者は
二兎を得るということを
実現したい

新しい着地する場所を
探す旅にでようと思う

La Carrière -Mariko