一人での留守番

夫と共に生活を始めて
数日単位で
互いに仕事やプライベートで
家を空けることはあったのだが

3日という単位で
私が一人で
自宅で過ごすことは
始めてであった

その時に感じたのは
いかに自分が
ぐうたらであったかということである

夫がいないので
朝食の準備で
手を抜いても
困ることもなければ
文句を言われることもない

いつもより
少しだけゆっくり寝るとか

お茶を淹れる時も
うっかり
お湯を沸かしたことを
忘れてしまったりとか

そういうことが
起こりうるということを
知ったのである

私はなんと
ぐうたらだったのだろうかと
思い知らされたのである

日常生活とは
本当に慣れでできている

そしてそれは
決して悪い側面だけではないのだと
理解できた

面白い経験だなと
自分を発見しつつ

夫がいない数日を
楽しもうと思う

La Carrière -Mariko