8月が
終わりに差し掛かろうとしている
そういえば去年の今頃
夫と生活をするために
この家を借りて
いろんなものを買い
新しい生活を始める
基盤を作り始めたのだなと
しみじみと思う
今思い返しても
夫とこうして
日本で生活できているのは
奇跡のような出来事だ
そのことに
まずは感謝の気持ちを
持たねばと思う
誰かが仕組んでくれた
小さな仕掛け
それが今
夫と二人で暮らすという
事実につながっている
確かにお互いに
仕事の調整をするなど
自分たちの意思で
何かしら
アクションを起こしてきたことに
違いはないが
一方で
こんな風に
偶然とはいえ
日本で生活を
共にすることなど
5年前の自分たちには
想像すら
できなかったことでもある
私たちは
このあと
どの国で
どんな風に生きていくのか
まだ未来は
想像すらできない
けれど
間違いなく
望む方向にしか
動かない
だから
この奇跡のような
毎日を
大事にしようと
思う
そして近い将来
望むべき家族のカタチになり
また世界のどこかで
共に生活を送る日が
来るはずだ
La Carrière -Mariko