妊娠することを応援されると

メキシコを出て間もなく一年
まだ結果は出ていないが
私は日本で
高度生殖医療を受けられていることを
本当にありがたく思っている

数か月で天使になってしまったが
一度は妊婦になることができた
その技術に
本当に敬意を表したい

流産したあと
体調が戻らず苦しかったが
それも
無事に戻りつつある

ドラム缶が落ちるというのは
この感覚かもしれない

本当に私はベストを尽くせたのか?と
自問自答をしながら
これまで一年の自分の行動を
見直してみると
まだ足りてないところもあったのかもしれないと
思う部分もある

今は自分の身体と心を優先に
自分の遺伝子を地球上に残し
その子どもを育てながら
母親という職業を全うする自分を
頭に再度描き直す時なのだと思う

先日上司と面談する際に
上司からも
おめでたいことだけれど
もし、本当に
授かることができたら
早めに言って欲しい

既に貴女に
付いてもらいたい仕事を
考えている人たちがいる

と言葉をかけて頂いた

産休の時は
確かに代理が必要だからとの
ことであった

こうして周りの方々から
母になることを
応援してもらえているのだと
感じると

それだけで
心が軽くなり
母になるのだと
思えるのが

脳科学の力なのかもしれない

La Carrière -Mariko