体調がすぐれなくても
美しい自分でありたいと
強く思う
それは衣装が、とか
お化粧が、とか
そういうレベルではなく
私という人間が
美しい人だと
分かるように
振る舞いたいと思った
流産後の体調不良で
プレ更年期のような状態が
続いている時に
強く、そう思った
ようやく月の物が来て
身体が整いつつあるが
体調がすぐれていない時こそ
美しくありたいと
思ってしまうのである
というのも
在宅勤務になり
人と会わなくなると
ついつい
画面の前で
姿勢が悪くなってしまうから
なのだと思う
姿勢を正す
ただそれだけで
私は美しいのだと
自分に言い聞かせられるような
気がする
ハイヒールを履いていると
姿勢を正さずに
歩くことが難しい
自宅の中で
ハイヒールを履くことの
メリットでもある
美しくありたいと思う時
体調を問わず
ハイヒールに脚を入れる
そして
鏡に向かって
たった数歩でも
歩いてみるのである
フラミンゴのポーズを取り
自分の身体の軸を感じたあと
姿勢を正して
歩いている時
私の脚は
美しさを醸し出せるのだと
経験上知っているが
座ったデスクの前で
いかに美しくあるか
これほど
難しいことはない
在宅勤務が
当たり前になった今
自分の仕事環境を
もう少し改善して
ハイヒールで
働けるような場所にできたらとも
思っている
La Carrière -Mariko