夫と私が
日本で春を共に過ごせる日が
来るなどと
夢にも思わなかった
京都という場所で
春を
桜のある風景を
夫に見せたいと
ずっと思っていた
桜がいつ満開になるか
いつ咲くのかは
予想するのが難しい
休みの都合もあり
とにかく
行くと決め
チケットを手配した
そして
大正解であった
美しい桜の風景
京都の古都の景色
それらが混ざり合う
歴史と現在が
織りなす不思議な時間を
堪能することができた
春の京都で
両親とも時間を過ごすことができ
今という時間を
十分に
楽しめたと思う
人生とは
望むものが
手に入るようにできているのだなと
感じた旅でもあった
この風景をいつか
愛する人に
見せたいと思っていた
私の願いが
また一つ
形になったのであった
La Carrière -Mariko