土曜日はものすごい雨が降り
鍼灸院のアポイントメントに
遅れそうであった
駅に着いた時
多くの人が外へ出るのを
躊躇するような
降り方であったが
意を決して
踏み出した
見事に
私の足と脚は
大雨に飲み込まれるのだが
鍼灸院で
大量のタオルをお借りし
さらには乾燥機まで
借りることとなり
結果として
人の温かさに触れて
ありがたみを感じることとなった
日常とは
多分
こうした小さな気付きで
出来ているのだと
改めて思う
小さな気付きを
積み重ねながら
人生の知識と経験を
積み上げていくこと
それが生きることなのかもしれないと
雨あがりの空を見て
思うのであった
La Carrière -Mariko