立春というのは
正しく
暖かな日差しが
降り注ぐ日が
心なしか増えたように感じる
けれど
まだ風は冷たく
日本という国の
春は
まだ遠い
5年ぶりの日本の春である
桜の花を
目にすることができるだろうか
春の風は
どのように
訪れるのだろうか
などと考えているうちに
3月になってしまっていた
昨年の帰国から
母になることに
集中してきた私に
少しではあるが
いわゆる、妊活の
お休みができた
これは天使となった
私の片割れがくれた
小さな春の
贈り物なのかもしれないと
思う
まだ体調が落ち着くまで
しばらくはかかるが
そのあと
少しだけの
休暇を楽しめたらと思う
春の風が吹くころには
私の心と体も
癒えているのだろう
La Carrière -Mariko