養生が大事と
ドクターに口うるさく言われてから
私は睡眠時間を十分にとれるように
毎日の生活を変え始めた
眠り
それは本当に未知の世界であると
いつも、思う
自分であるのに
自分でない時間
意識があるのに
記憶もしくは無意識に近い
不思議な時間でもある
最近寝具を変えた
どちらかというと
眠るためのベッドではなくて
着るものである
日本製の綿素材のものなのだが
肌盛りと温かさが
ダントツで良い
私は一般的にパジャマと呼ばれるスタイルが
苦手なため
敢えて
パジャマのようなスタイルのものは
買わない
自分が好きなスタイルの寝具を
身にまとい
幸せな気分で
毎晩
眠りにつくのである
何かを買うことは
物に投資をすることと同義である
眠るための服に
お金をかけるのは、と
躊躇する人も多くいるであろう
しかしその考えは
固定観念でしかない
眠りこそ、人間の身体を回復させる
唯一の手段であり
自己治癒能力が
大いに発揮される時間であることを
私たちは経験から知っている
けれど
そこへ投資をする人はほとんどいない
眠る際に裸で一糸纏わない人もいるが
そういう人は
眠るためのベッドまわりに
お金をかけているものである
人生の3分の1を過ごす
眠りの時間に
どうせ意識がないからと
投資をしない人もいるが
本当はそういう無意識の時間にこそ
人間の身体は大きく変化を遂げるのだと
病気の時に
眠りで回復していく身体が
教えてくれている
眠りの質が変わると
仕事の効率や発想が変わる
そして当然ながら
身体の反応も、である
やはり眠りの質を上げることは
とても重要なのだと
思い知った
思い切って投資をした寝具は
本当に正解であった
日常の少しばかりの贅沢を
衣食住のすべてにとは
いかないが
眠りに投資をするということも
人生の大事な選択だと
私は考えている
La Carrière -Mariko