挨拶を考える

日本に帰ってきて
最初に会社ですること

それが
挨拶、というものである

何かと言うと
共に働く人たちに
一言
今日からよろしくお願いしますと
挨拶をするわけである

こういう儀式のような挨拶が
嫌いな人もいれば
好きな人もいるが

私はどちらかというと
あってもなくてもいいかなと
考えている人である

正直なところ
新しい職場の雰囲気は
よくわからない

4年前に
私が居た場所であることは
間違いないが
人が入れ替わり
組織が変わり

正直
知らない場所に
なっている

自分を飾らず
しかし
それなりに
まともなことを言おうと思うと
少しは考えた方がよいのかもしれない

しかし

結局、考えても
まぁやっぱり
その時に
心に浮かんだことを
言えばいいなという
結論になってしまうのである

仕事の世界
プライベートの世界共に
挨拶というのは
とても意味があることで

自分がどういう人であり
誰であるのかを
きちんと伝えるためには
本当であれば
最低限
言うべきことくらいは
決めておいた方がいい

それでも
私はどうしても
それが決められないタイプなのである

そしてさらに

ふと、頭に
ちょっとした悪戯心が浮かぶ

趣味は
ハイヒールですと
言ってみたら
周りがどんな反応を示すかなと
見てみたいと思ったのである

しかしふと思い出す

副業が禁止されている状況で
ここまで言ってしまうと
自分の仕事にも
弊害があるかもしれないということである

そして結局
私の中で答えが出た

やはり
自分の口から言うのではなく
態度で見てもらおう

美しく歩くことに
拘るようになった私が
どんな風に映るのか

楽しみでもある

La Carrière -Mariko