東京と大阪を比べると
都心なのに緑の量が多いと
私は感じている
それは今知ったことではないが
改めて
都心の風景を眺めると
そんなことを
思い出したりするのである
子どもの頃
漠然と東京で働くのだろうと
なぜか思っていた
もちろん
海外で働くのだろうとも
思っていたが
東京という場所へ
出ていくのは
なぜか自然な感じがしていたのも
事実であった
緑が多いと感じたのは
物心がついてから
初めて東京へ行った日のこと
明治神宮のそば
国立オリンピック記念青少年総合センターという
宿泊施設があり
そこへ泊った時の記憶である
緑が多いのは
その時も今も
変わらない
というのも
運動不足を避けるためにも
早朝
人が全くいない都心を
歩くことを日課にし始めたからである
時差のせいで
毎朝
3時半に目が覚めるのである
これを利用しない手はないと
思い立ち
早朝
人がいない時間帯に
緑豊かな都心を
歩くことにした
本当であれば
ホテルでハイヒールレッスンをと
考えていたのだが
日本のビジネスホテルに
スーツケース三つと
その他の手荷物二つでは
手狭である
ホテル側の好意で
私のような帰国者を
受け入れてくれていることも
知っており
このように過ごせる場所があるだけでも
ありがたいと
思わなければと
自分を言い聞かせている
早朝歩くと
気持ちがとても、よい
さらに
梅雨とは言え
涼しい気候に
ここは本当に東京なのだろうかと
疑問を持ったほどである
歩く際に
膝の筋肉が落ちていることに
ふと
気が付いた
場所がら
ストレッチも上手くできないため
工夫が必要である
ハイヒールで出社するためにも
私は今から
自分の身体を整えたいと思っている
都会の生活も
素敵である
私は東京でも
暮らしていけるに違いない
早起きの価値を
見出した今
これを習慣の一つにできるような
場所に住むのも
一つの選択肢だなと
家探しをしながら
思うのであった
La Carrière -Mariko