コンサルティングも佳境に入り
毎回、身体と頭に叩き込むべき
情報が増えてきた
ハイヒールで歩く見本を
人に見せる日が来るとは
と
自主練習をしながら
鏡を見て
思う
思えばもう8年も前のことだ
パリに住み始めた時
私がこんな風に変わることを
誰が予想しただろうか
何より私自身が
驚きでもある
でも
練習を積めば
毎日の努力を忘れなければ
必ず
実を結ぶものなのである
ハイヒールレッスンが
素晴らしいと思い
それをきっかけに
通い始めた時の私と
今日の私と
何が大きく違うのだろうか
年齢は重ねた
姓名も変わった
でも
あの時より
美しく歩くことが
できているはずである
変わらないのは
自分が
美しく歩きたいと言う気持ち
そして
ハイヒールが
悪者ではないのだということを
誰かに伝えたい気持ちが
芽生えたことは
大きな違いでもある
ハイヒールコーチとなるのであれば
やはり
美しくあるべきである
それは
所作やふるまい
言葉遣いもである
仕事上
なかなかハイヒールで
日常を過ごせないでいるが
それでも
ハイヒールへのこだわりは
捨てないで
生きていきたいと思うのである
ハイヒールコーチの美しさは
一日で
作られるものではない
でも
一日一日の積み重ねが
作り出すものでもある
La Carrière -Mariko