NHKで日本では
昨年放映されていたらしい
先日NHK Internationalで
英語で放送されていた
Future Prince of Balletというタイトルであった
日本語では
バレエの王子になるというタイトルであったようだ
映像の舞台はバレエの本場
ロシアであったが
これを見ながら
私はパリのことを思い出した
パリに赴任してきた
最初の週末のことである
その日はパリで
親友と
バレエを見に行った
ロミオとジュリエットであった
時差ボケの中
心地よいクラッシック音楽と
美しいダンスに
次第に瞑想のような感覚に陥り
私は第二幕の途中で
寝落ちてしまったのである
なんとも恥ずかしいお話だが
私としては大事な場面は起きていたので
満足であると
思うことにした
出会いの場面と
クライマックスへの戦いの場面は
きちんと起きていたのだからという
ロジックである
クラシックの演奏では
私はウィーンフィルが一番好きである
それは
世界的に有名だからとか
上手だからとか
そういう風な
前評判もあることながら
やはり
私が住んだ土地であり
毎週のように通い
耳にしてきた音だからということでもある
このことについては
また別の機会で
書こうと思うが
バレエはやはり
パリは本場の一つである
バレエそのものはロシアが有名であるが
やはりロシアとパリのバレエは
本当に美しかった
ウィーンのバレエも
もちろん悪くはないのだが
素人目線で見たとしても
いわゆる芸術としての完成具合では
ウィーンのオペラに負けてしまうと
感じている
映像を通じて
男性バレリーナの
華麗なるジャンプを見ながら
いかに
軽やかに
しなやかに魅せることに
筋肉が必要なのかを
思い知らされた
そう
軽やかに
しなやかに
美しく魅せるためには
筋肉は必須なのである
男性バレリーナの美しさは
筋肉なくして語れないのである
男性バレリーナが
ものすごい筋肉質なのであると同様に
ハイヒールを履きこなすためには
軸となる筋肉が必須なのである
この青年たちのような
筋肉を身に付けることはなくとも
身体をしなやかに
美しく動かすための
筋肉を
さらに鍛えていかねばならない
La Carrière -Mariko