適度に働くことを正とする

昔から
日本人の労働時間は長いと
言われているが

適度に働くということを
あまり意識してこなかった結果であろう

一方で

長く働いて
とにかく業績を上げる

長く働いて
アウトプットの質を上げる

そのことにおいて
日本人は非常に長けているとも言えるだろう

最近思うのだ

適度に働くというのは
どのようなことを言うのだろうか、と

仕事が好きな人にとっては
長く働くことは
苦痛ではない

それでも
実は仕事に時間を使い続けると
頭も身体も
疲労困憊状態を
いずれは迎えるものなのである

自分の仕事を愛し
それに全力を尽くすことは
大変美しいことでもあり
素晴らしいことではあるが
適度に働く、という言葉の意味を
今一度
考えてみてもらいたいと思うのだ

過去
がむしゃらに
頑張ってきた人たちがいる

でも
それを
これからの時代の正としていては
ついてこないというものである

時代はおろか
後進もついてこなくなるだろう

これは私自身への
戒めでもある

私はもっと
自分を大切にしなければ
これ以上の
成長はないのだろうと
感じている

そう

適度に働く私になりたいと
心から願っているということに
ふと
気が付いたのである

何より仕事が好きなため
ストレスがあっても
それは乗り越えられると
努力を惜しまないこと

それは私の良さでもあるのだが
一方で
少し
考え方を変えて行かなければ

この先
時代に見合った
働き方とは言えないのだろうと
思うのだ

時には
仕事は苦しく、つらいものもある

しかし
それはそれ、なのである

適度に働く

それは
苦しさやつらさ
楽しみや成長の機会を
自分の望む分だけ
味わうように
仕事を選択していくということなのかもしれない

La Carrière -Mariko