ハイヒールの価値

数か月振りに
オフィスに出社した

プレゼンテーションを
する場があり

私は当たり前のように
ルブタンで臨んだ

この靴が
フランスの
とても
価値あるブランドであることを
何人の
日本の50代を超える
男性が知っているかは
正直どうでもよい

私という人の価値を
認めてもらうための
道具として

もしくは
私という人を
表現売るための
道具として

ハイヒールを
使っているのである

私が勤めるオフィスは
場所によっては
スニーカーでなければ
立ち入り禁止となっていることもあり

ハイヒールであることを
非難する人も
いるであろう

けれど
大事なのは
私がハイヒールという
道具を使って

自分という存在を
表現しようとしていることに
気が付いてくれる人がいると
いうことである

ハイヒールの価値を決めるのは
私自身である

だから
自分を高めるためにも
美しく歩きたいと
思う

プレゼンテーションを終えたあとも
去り行く自分の姿が
美しいものであるように

まだまだ
努力を続けていきたいと
思った一日であった

La Carrière -Mariko