雨が続いた後
久しぶりの青い空を見て
ああなんと
世界は美しいのかと
思う
毎日
生きていること
そのことが
奇跡の積み重ねであることを
忘れてしまいがちであるが
青い空に
輝く太陽を見て
ひとしきり
心が躍るのを
味わう
空が青い
それだけで
こんなにも幸せになるのかと
思う
ウィーンに住んでいた頃
何十年ぶりかの
大雪の冬で
来る日も来る日も
曇り空であった
そんな日々の中
私は大雪の曇り空の下
悶々としていたことを
思い出す
あの時
バイオリンと出会ってなかったら
私の心は
壊れていたかもしれない
その時の心境は
過去のブログ
バイオリンに救われた日のことを忘れない
にも綴ったが
それほどまでに
太陽を欲していた日々を
思い出した
現在の閉塞感は
曇り空だけではなく
外出すら控えるようになった
雰囲気にもあると思う
早く青い空の元
笑い合える日が来ることを
祈ってやまないと
太陽を見て
思う
La Carrière -Mariko