基本的に
ポジティブ思考の私だが
なかなかうまくいかなかった
経験から
高度生殖医療に対してだけは
ネガティブに
なりがちである
昨年メキシコで
受けていた治療の際に
自分で注射を打っていたのだが
その時いつも
身体に熱風のような
熱いものが走るのを
感じていた
いわゆる
更年期障害の
症状の一つでもある
当時はこれを
薬で起こしていたわけである
流産のあと
一度目の月の物が来ると
体調が良くなると
言われているが
なかなか月の物が来ずにいる
そして
あの時と同じく
身体の中を
熱風が走ることを
感じたりもしている
私はこれは
更年期障害を
自分で起こしているのだと
がっかりというか
落ち込んだ気持ちで
感じていた
もう一度治療に
戻れないのではないかと
想像していたのである
しかし
不妊治療を乗り越えた
医学的な見地のある人に
言われたことは
それはまだ
私の身体が
きちんと反応している証拠だ
ということであった
なるほど、と思った
私が今受けている治療も
できるかぎり
身体の力を借りて
自然の力で
妊娠させようという
治療である
だからこそ
自分の身体を
信じることが
大事なのである
身体はつらいかもしれないが
今は少し耐えて
ということであった
女性の身体は
本当に不思議である
月のものとともに
リセットできるように
できているのである
私も考え方を
変えなければと思った
そして
脳科学の力を
今こそ自分に、と
改めて思い直した
肝心なことに
使えていなかった自分を
反省したい
La Carrière -Mariko