ブラジルで見た女性たち

ブラジルの女性たちも
また
美しい

それは日本から
遠く離れた国の人たちだから
ではなく

様々な形で
人種の血が
混ざりあった結果ともいえる

エキゾチックという表現が似合う人もいれば
アジアンビューティのような人もおり
一方で金髪、青い目という
分かりやすい物語のような
人もいるのである

日系移民が住むブラジル
日本人に対する敬意も厚く
とても友好的な国である

ポルトガル語は
私の耳には
スペイン語とフランス語の間に聞こえる

ブラジルに来るのは
今回が初めてではないが
訪問ビザがなくなり
ネットで申請できるビザになり
最後は日本人のビザもなくなった

ビザが不要とは
本当にありがたいことである

改めて日本という国の
パスポートの持つ威力を感じさせられる

私たちの先代たちが
先人の日本人たちが
積み重ねてきた歴史が
今の私たちの
旅券を作っているのである

過去の人たちへの敬意を
忘れるわけにはいかない

話をもとに戻そう

南米の女性たちもまた
ハイヒールを愛してやまない
そんな女性たちで
あふれかえっている

おしゃれなレストランへは
必ずハイヒールで現れる

カーニバルの際の衣装にも
ハイヒールを身に着ける

自分の身体を
体格や体形を活かしながら
彼女たちは
自分の美しさを表現することを知っている

おなかが出ていることではなく
胸が小さいことでもなく
ただ
どのようにふるまえば
美しく見えるのかを知って
サンバを踊る人たちも
いるのである

いつの日か
南米の女性たちにも
ハイヒールのレッスンを届けられるよう
さらに
私自身の語学能力にも
磨きを掛けたい

ハイヒールで美しく歩くよう
心を込めて
一歩を踏み出すと

この街でも
受け入れられるのだということを
体感できたことは
大きな収穫である

La Carrière -Mariko