女性が社会進出するようになり
いろいろと世の中も進化している
それでも
まだまだ
ビジネスの世界では
女性であるということが
不利にも有利にも働く
ちょっと奇妙な世界でもある
そう
男女平等とは
確かに
理想ではあるが
もともと男と女は
個体として見ると
別の特徴を持った生き物である
だから
二つが平等になることなど、ない
違いを認め合い
その違いを互いに活かしあってこそ
本当の意味で
男女の境がなくなるのである
しかし
ビジネスの世界は
甘くない
女性だからと言って
容赦しない非難や叱責
プレッシャーも当たり前である
そして
結婚や出産、子育てなど
女性が担う役目が大きい国では
時間的に自分以外のために
働く時間が
女性は圧倒的に長いのである
家族や子育ての世界も
甘くない
では
どうやって
そのバランスを取るのか、である
それは
私たち個人一人ひとりが
自分の能力を伸ばすことを
忘れないことが
大前提にある
家事を効率化することも
仕事を遂行することも
根本的には
同じことである
一つの与えられた役目を
全うするのみである
日本は育児休暇が取れる企業も多い
産後のサポートも
都道府県によって大なり小なりあるが
受けられるのである
もちろんまだまだ
改善の余地はあるが
私のいるメキシコは
産休しかないのが普通である
子どもを育てながら働きたければ
自分で対応策を見出さねれならないのである
ビジネスの世界では
甘えは許されないのは
世界中同じである
与えられた条件のもと
自分にできる最大限を活かさなければ
負けてしまうのである
それがたとえ
家族が理由であろうとも
自分自身が
仕事で実現したいことがあるなら
個人が抱える問題を
対応しなくては
元も子もないのだ
時折
もっと女性も男性も平等に
育児休暇が取れるようになれば
産休が個人の評価に
悪いように響かないようになれば
シングルマザーや働く親を
支援できる制度がもっとあれば
と思うが
残念ながら
今の私たちは
目の前にある条件の中で
勝負しなければならないのだ
未来の世代は
こんな風に悩まなくていいことを
願ってやまないが
ビジネスの世界に
甘えは許されないことには
変わりがない
だからこそ
個人の能力を
どのように伸ばし活かすのか
たとえ企業に勤めていても
主婦として家事に専念していても
個人事業主として活躍していたとしても
その観点がなければ
生き残れなくなってしまうのである
制度を言い訳にして
自分自身の成長をあきらめるのは
もう、終わりにするべきである
成長とは
料理をいつもより早く終えることでも
掃除が格段にうまくなることでも
子どものお弁当の
バリエーションを広げることでも
新しい資格にチャレンジすることでも
地元の自治会の役員をすることでも
肌をきれいに保つ方法を探すことでも
ハイヒールで歩こうと思うことでも
どんなことであれ
自分を高めることであると
認識して取り組むことで
得られる変化のことを指す
貴女の魅力や能力は
まだまだ伸ばせるはずである
せっかくの毎日を
成長の機会として
生きようではないか
私も肝に銘じて
今日からの毎日を
大事にしたい
La Carrière -Mariko